歯の健康教育マニュアル | PICBO

歯の健康教育マニュアル


1. 歯の健康教育の目的

歯の健康教育は、子どもたちが正しい歯磨き方法を学び、口腔衛生の重要性を理解することを目的としています。これにより、虫歯や歯周病の予防に繋がります。

2. 準備物と必要な道具

<歯磨き指導>

  • 歯ブラシ(持参してもらう)
  • デモ用の大きな歯ブラシと歯の模型

<歯科健診>

  • バスタオル
  • 手指消毒液
  • ゴミ袋
  • 探針
  • 歯鏡
  • ライト
  • ディスポ手袋
  • ペーパータオル

3. 歯磨き指導の手順

  1. 準備:
    • 子どもたちを集め、教育の目的と手順を簡単に説明します。
  2. 歯磨き指導:
    • パネルシアターを使用して歯磨きの大切さを伝えます。(乳歯と永久歯、虫歯について)
    • デモ用の大きな歯ブラシと歯の模型を使って、正しい歯磨き方法を実演します。
    • 子どもたちに自分の歯ブラシを使って、デモに従って歯を磨かせます。
      ※必ず座って歯を磨きます。
    • 歯磨きの順番や時間、力加減について指導します。
    • 歯ブラシの交換時期の確認も行います。
  3. 実践と確認:
    • 子どもたち一人一人の歯磨きを確認し、必要に応じてアドバイスを行います。

4. 歯科健診の手順

  1. 準備:
    • 歯科健診用の道具(探針、歯鏡、ライト、手袋)を準備します。
      ※探針、歯鏡はディスポがおすすめです。
      ※探針は基本的に使用しませんが、事前連絡の際に担当医師に確認してください。
    • 健診を行う場所を整え、バスタオルやゴミ袋を用意します。
  2. 健診の実施:
    • 子どもたちをクラスごとに呼び、健診の方法を説明します。
    • 歯科医が探針と歯鏡を使って、各子どもの歯と歯茎の状態をチェックします。
      <乳児>
      ・担任と対面になるように座らせ、歯科医の太ももに頭を置くように寝転ばせます。歯科医の太ももにはバスタオルを乗せます。
      <幼児>
      ・立位または椅座位で行います。その際に、子どもの頭を持って固定してあげると良いです。
    • 健診の記録は、派遣された歯科衛生士が行いますが、いない場合は看護師が行います。
  3. 結果の確認:
    • 健診結果を記録し、保護者に配布します。
    • 必要に応じて、受診の促しを行います。

5. 子供への対応方法

  • 子どもが緊張しないように、声をかけを行います。
  • 歯磨きや健診を楽しいものにするため、パネルシアターや絵本を取り入れます。
  • 子どもの発達段階に配慮し、無理をさせないようにします。

6. 歯の健康教育と歯科検診結果の記録と報告

  • 歯科健診の結果を記録用紙に正確に記入します。
  • 保護者に対して、教育内容と健診結果、今後の対応について説明します。
  • 保育園の管理者にも報告します。

7. よくある質問と対策

  • 質問: 子どもが歯磨きを嫌がる場合はどうするか?
    対策: 歌やゲームを取り入れて、楽しい雰囲気を作ります。
  • 質問: 歯科健診中に子どもが怖がる場合は?
    対策: 優しく声をかけ、リラックスさせるようにします。また、信頼関係が築けている職員に対応してもらいます。
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